気づかない「自分の不登校」

「小さい頃朝起きると、お腹が痛くなることがありました。
太陽が眩しくて、とても悲しくなりました。
これから学校に行かなければならない。でも何故自分が悲しくなるのかわからない。
私は学校に行きたくないのだろうか。
お母さんは、私に学校に行く準備をさせる。
学校って、どうして行かなればいけないんだろう。

毎日一人で学校に向かう毎日。
気がつくと忘れ物が増え、先生に毎日黒板の前に立たされて、
あなたはダメな子だねと言われるようになりました。

その後も頑張って学校に通っていましたが、大きくなって学校が変わった時、
朝自分が挨拶をしても、誰も自分に挨拶をしてくれませんでした。

たったそれだけ。

たったそれだけで、私は学校に行けなくなりました。
小さい頃に味わったあのお腹が痛い感覚が毎朝くるようになり、起き上がるのが辛くなっていきました。
でもお母さんに心配はかけたくない。それに、きっと学校には行くように言われるだろう。

そうして学校に行く支度をして家を出ますが、学校には行きませんでした。
行ったフリをして電車に乗り、学校がある駅の喫茶店てコーヒーを飲み、時間を使っていく。
勇気を出して教室を覗いてみましたが、もう私の居場所はありませんでした。」

なんでもないように見えるかもしれません。
もしかしたら、自分が気にしすぎているだけなのかもしれません。

ですが、不登校になるキッカケに決まりはありません。
人も場所も色々なものがあり、同じ人間が一人もいないように、これであるという考え方の決まりもないのです。

ただ甘えているだけだと思ったり、自分が悪いんだと思わないでください。
学校に行きたくなければ、いかなくていいのです。
大切なのは、自分がどうしてそうしたいのか、周りに伝えることです。
不登校であるキッカケは気が付きにくいものですが、
考え込まずに人に話をすることで、苦しみから解放される第一歩を踏み出すことになるのです。